ぷちトラvol.16有田陶器市特集 2013年4月発行
※この特集は、2012年の有田陶器市の取材をもとに構成しました。
世界最大規模のやきもの市といわれる、佐賀有田の陶器市。ただひたすら掘り出し物を求めて歩き回る熱心な買い物客に加え、最近は行楽気分でゆったりと散策する家族連れやカップルも随分と増えてきました。そんな心の余裕で改めて有田陶器市を眺めてみると…見えてきました見えてきました、陶器市のもうひとつのお愉しみが。
新緑のグラデーションああ、きれいだなあ。
そういえば、あの花ナニワノイバラももう満開のはず。
風薫る5月。陶器市が開催される大型連休の頃は、植物が一斉に輝き始める、一年でも一番心華やぐ季節です。やきものの里有田は山々に囲まれた盆地で、歩いているだけで通りの奥からも路地の間からも、新緑… ▶▶▶続きを読む
話題の有田駅弁に定番の煮込みこんにゃく。ん、アレつけ餅ってなんだ?あれもこれも心ひかれる
陶器市のB級グルメはけっこう、いけてます。
ちょっと前まで、有田陶器市は食事できるところが少なくて、お昼ごはんが悩みのタネでした。ところが、そんな買い物客の窮状を救うべく?ここ数年で食べ物系の出店が相次ぎ、陶器市会場はにわかに「食べ歩き」天国の様相を呈してきました。これが、けっこう楽しい…▶▶▶続きを読む
やきものばかり見ていると気がつかないけれど、視線をちょっと上げてみるとあれ~、有田の町ってなんだかレトロ。実はこのあたり、国指定の町並保存地区なんです。
有田陶器市のメイン会場はJR有田駅から上有田駅までの線路と並行して走る有田内山地区の本通りで、歩行者天国となった道の両側に、やきものの店が軒をつらねます。最初は気持ちが高揚して、あの店も、この店も!と欲張ってしまうのですが、実際歩いてみるとこれが半端な距離ではありません。なにせ片道約3㎞。しかも会場全体の総店舗数は約550…▶▶▶続きを読む