【2012年唐津特集】から、P5,P6の曳き子装束を紹介したページの一部です。
唐津くんちの見どころは漆塗りの曳山だけではありません。
14カ町それぞれに競い合う絹の羽二重の曳き子装束しかり。
町内の各家庭で大盤振る舞いされる「三月倒れ」のくんち料理しかり。
まつりにこんなにお金をつぎ込むところ、ほかにあるでしょうか?
町火消装束の流れをくむ曳き子衣装は、江戸腹(腹掛け)・パッチ(股引)に肉襦袢(一般的には法被)、その上から正装の法被(一般的には半纏)をはおって一揃え。一式10万円とも20万円とも言われる豪華な衣装を、くんち3日間だけのためにあつらえる。これこそ唐津っ子の意気、なのです。
3カ月分の収入をつぎ込むという意味で「三月倒れ」といわれる大盤振る舞いのくんち料理。町内の各一般家庭が大宴会場と化すという、これも他所のまつりにはない見せどころです。ただし、一般観光客の皆様はなかなか目にする機会がないということで、せめて写真でお楽しみ下さい。